あとがき
monochrome、完結しちゃいました。
いつから連載はじめたのかわからなくて、遡ってみれば三年たってらっしゃったのね。うわぁ。
拍手メッセージもいただいています。返信不要とのことでしたが、この場を借りて。ありがとうございましたー!!此処まで続けられたのは読んでくださった皆様のおかげです。

さて。ここはあとがきの形を乗っ取った、連載に関してつらつらと書いているだけの場でございます。

『連載』
最初に、原作読んで、映画も見て、やりきれなくて我慢できなくて書いてしまった連載でした。私の願望のままに、原作者様の意図を捻じ曲げた結果にできた作品です。そりゃあ、夢小説の時点でそうなんですけど。

『結末』
連載の中でもありましたが、あの場所、あの時点で原作通りの結末を迎えた方が彼にとっては満足だったでしょう。ただひたすら一途に一人を想って。残された人とか、ぶっちゃけ見てるだけの私たちの居たたまれなさや切なさとか叫びたい気持ちとかをまるっと放置して。そこに待ったをかけてしまったわけです。欲望のままに自分勝手に助けてしまったわけです。でも、生き残ってしまった彼がどうやって生き続けていくんだろうとかつらつら考えながら書いてました。確実に彼は、望んでいなかったでしょうから。
連載には書いていませんけど、おそらく目覚めた彼にとって、生きていることは絶望に近かったでしょう。その絶望がいろいろやらかしてくれた同僚兼友人のわけわかんない主人公への怒りに変わって立てるようになった…とか、だったら、いいな。
どうやって助けるか。
どうやって生きていくのか。
そんなことを考えながら、反則技的にあの魔女様も登場しちゃったり。全部の説明を魔女様に放り投げてつじつま合わせをするという乱暴をいたしました。

『Look at me』
彼のセリフ。「僕を見て」とも訳された一説です。誰に向けていった言葉なのか、ネット上でもいろんな議論がありました。彼女に向けてなのか、彼に向けてなのか。分かりません。私なんぞに原作者様や訳者様の文字に秘められた意図を表現しきれず、原作通りに記しました。

『蛇』
言い訳させてください。こんなに前面に出るつもりはなかったんです。蛇の毒を打ち消すためには、という逆算的に考えた結果なんです。まさかあそこまで暴走してキャラが確立されるなんて。そんなつもりはなかったんです。でも、すんごい楽しかった。

『主人公』
彼を助けるために必要な力は、とっても便利で、とっても不便で、とっても危険なものでした。だから、主人公は隠れるしかなかった。でも、ただ隠れただけじゃ絶対捕まる。「目の前にしても気づかない」という、秘密の守り人を参考に、主人公の特性ができました。まさしく文字通り踏んだり蹴ったりだったでしょう。

『タイトル』
教授→黒→タイトルという、何のひねりもなく考えた結果です。
言い訳がましく連載のなかでひっそりと「ただ、ひたすら、この黒を守りたかった」なんて書いてみましたけど。一番最後に決まった事項です。


そんなこんなで。こんなグダグダな内容でしたが、今までお付き合いしていただきありがとうございました!
今後の予定ですが、本当に忘却呪文が効いていたら、というif話とか、書けたら上げてみようかな、と思っています。(もふもふの、もふもふによる、もふもふのためのもふもふが進んで、くれたら…っ!)

では。つらつらと失礼いたしました。これからもよろしくしていただけるとうれしいです。
日々、あつさも増してまいりましたので、皆様くれぐれもご自愛ください。


(2017/6/17)
しま

ちなみに、イメージソングとして。
Aimer『あなたに出会わなければ 〜夏雪冬花〜 』と『ポラリス』
聞きながら書いてました。


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