教習所なう!



※今回は雷蔵がヒドい
※会話のみ



「教習所なう!教習所なう!教習所教習所教習所なう!!教習所なう!教習所なう!教習所教習所教習所なう!!きょうきゅきょ…」

「やっと止まった」
「やっとかんだ」

「俺結構頑張ったくね?」
「剛さんうるせーっす」
「よーしもっかいいくぞー」

「三郎のせいでまたうるさくなるー」
「あれおっかしーなー。雷蔵は天使だと思ってたのに意外とダイレクトアタックなあれな感じー」

「あは。剛先輩頭わいてるんですか?」
「oh…」

「話を戻して」
「はい、優しい俺の後輩竹谷君なんですか」
「うわなにこの人うっぜぇ」

「なんでまた教習所行ってるんですか?」
「免停ですか?」
「三郎、停止じゃ教習所なんて行かないよ。きっと取り消されたんだ。確認したら惨めな思いさせて可哀想だよコソコソ」

「雷蔵なんなの俺のこと嫌いなの?俺は大好きラヴちゅっちゅ」
「きもちがわるい」
「後輩のねじ曲がった愛を正しく受け取る俺!!」

「剛さーん」
「ごめん竹谷お前のことも大好きよ!中型二輪の教習なう!!」
「バイクて…なんでまた」
「そういえば、免許証のバツになってるところ全部制覇したいとか言ってましたね」

「竹谷の記憶力に俺万歳。それはしんどいからもう諦めた」
「学生の間にできるものでもありませんしね」
「就職したら乗らなくなって、ペーパーになるのも勿体ないしな」
「剛さんが就職できるかどうか」
「どうにかなりますー。会社いくつか行ってたらどっか当たりますー」

「昨日のシミュレート運転でも一人で騒いでましたね」
「うるさいったらありゃしない」
「え、なんで知ってんの」
「風の噂で」

「いやだってシミュレーションって怖いんだよ。実際と全然違うかんね?ハンドル軽いし簡単に動くし」
「だからってあんなフラフラしなくてもコソコソ」
「だからあれ操作しにくいんだって!!」
「あれで免許取れるかどうかコソコソ」
「お前らコソコソの意味を理解してから使えよ!!その音量じゃあコソコソの意味ねーよ!!」

「でも剛さん転けなくなりましたね」
「乗り降りするときいつも深呼吸して、気合いいれてからだけどな。あ、コソコソ」
「三郎は置いといて。そうなんだよー。坂道発進やってから一回も転けなくなった!!」
「腕力ないからですよ」
「なるほど雷蔵くんは俺に腕力がついてきたんだと誉めてくれるんだなありがとう!!」
「誰もそんなこと言ってません自画自賛しないでくださいようっぜぇ」

「…あーあ。(わざわざ言い直さなきゃよかったのに)」
「負けない俺!強い俺!!」
「とりあえずさっさと補習授業の追加料金払ってください」
「サー イエッサー!!」

back top

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -