06月14日のアニたまを見て



「なんだかんだ言ってもお前は案外真面目な性格だよな、鉢屋三郎」
「あ、この間ハチに教習所がどうのこうの言っていた大和剛さん」
「お。なんだそんな話が出回っているのか。私って人気者だな!!」
「うぬぼれないでください」
「聞こえない。」

「それで何か御用ですか?ハチなら毒虫逃がしてその辺駆けずり回ってますよ」
「お前は案外真面目な性格だよなぁ鉢屋三郎!!」
「はいはいなんですか」
「わざわざ一年の猪名寺乱太郎に似顔絵を教えてもらうだなんて大人でもできないことだ!
そういえば転入生の斉藤タカ丸も初歩的な忍術を学ぶために一年の教室で授業を受けていたが…いやはやここの生徒はできた人間ばかりで尊敬するなぁ!!」

「その話まだ続きます?」
「いや、続かない。正直このあとどうしようかなんざ考えていないんだ」
「やっぱり…。」

「変態だの露出狂だのといわれているがお前の意外な一面を見ることができてよかったよ!!」
「おお、がんばって話をつづけるんですね」
「貴様も手伝え。これだけで終わってはあまりにもあまりにもだ」
「そうなのです!悪戯好きでマイペースでギャグ方面にばかり引っ張りだこな私ですが…」
「なにをいう!特定の人物に対する依存症が強いだのと言われ、シリアス方面にもよく出番がきておろう!謙遜しおって!!」

「ふぅ、まぁなんにしても人っていろんな面があるんですよっと」
「おい諦めるな。この話はまだまだ続けられるぞ」
「わたしこれから乱太郎に変装を教える約束があるんです。似顔絵を教えてもらったお礼に」
「おお!なんていい先輩だろう!!学級委員では全く仕事のしない人間で黒木たちに面倒ばかりかけているかと思っていたのに!!お前は案外…」
「では失礼します」
「なんてさびしい後輩だ。数少ない先輩の話くらいきちんと聞いていけ」
「私は暇ではないので」
「そうかそれは残念だ」
「お暇なら生物委員会の手伝いをしてやってください。あいつらこないだ晩飯食いっぱぐれたんです」
「おお、それは大変だ。可愛い私の後輩が委員会で満足に飯も食えぬなど可哀相すぎる」
「あなたのものではありません」
「ちくしょう」
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