ネタめも | ナノ

Diary


 【CCさくら×テニス】♀
自分はイレギュラーな存在だと思っているので原作にあまり関わりたくないから家から少し離れた青春学園中等部に入学。

予知夢?
みないみない。
魔力?
ないない。………はず。


青学ではテニス部マネージャー。
テニスに興味あったけど、運動するのは疲れると思ったため。
越前と同じクラスで図書委員。



こんなシーンが書きたい。
***

嫌な予感がすると彼女は思っていた。

晩ご飯の当番でないため暇だ、というと何故か越前のテニス道具を買うのに付き合わされている今現在。
彼女はさっさと部屋に引きこもりたいのが本音である。

さらに、何も喋らない越前との行動は気まずくて仕方がない。

目線を道路にやるとアイボリー色の丸っとした猫が反対側へ道を横切ろうとしていた。
そこに迫るトラック。

ベタなシーンだ。
生で猫の轢き逃げを見たくはない。けれど予想される事態を避ける手立てはない。

そう思っていたのに、
「カルビン!」

越前は鞄をその場に置いて走っていってしまった。
「越前!?」

慌てて声をかける。それだけでは無意味なことはよくわかっていたが、口が勝手に動いていた。
危ない。時が止まれば…せめて越前がもっと早く走って道路を渡りきれれば…。

くるり
頭の中でカードが回転する。トランプより大きい、きつねのイラストが描かれたカードが。

(え?)

するとあっという間に、越前は猫と共に歩道の端に走って行った。

「……」
渡りきった彼はボーっと猫を抱えている。

(私の方がボーっとしたいわ…)
彼女自身はあっさり我にかえった。
突然走り出した馬鹿の荷物を持ってやって、安全に信号を渡る。
「越前…怪我はない?」
「あ、あぁ…うん」

2人は歩道の真ん中では邪魔だろうと、すぐ近くにあった公園に入った。



「……」
越前は未だに呆けている。

「越前?ねぇ、本当に大丈夫?」
「いや…平気…なんだけど」
「けど?」
「足、急に速くなった」

「…は?」
「木之本なんかした?」
「は!?」

身に覚えがあったために、普通の反応をしてやれなかった。猫は鳴きながら彼女にすり寄ってくる。

「なんであんな危ないことしたの?」
「それ、うちの飼い猫だから」
言いながら、再び猫を抱える越前。

「だからって危ないじゃ…クシュン」
「アレルギー?目、赤いよ」
「……そうかも?」
クシュン

「今日はもう帰ろ」
「え、テープ買ってないんだけど」
「知らないよ…クシュン。また今度の休みにいけクシュン」
「いけクシュン」
「もう二度とついてってやんない」





混合夢にドハマり中。
漫画はぴんとこなを読みたくて仕方ない日々。
あと、もうすぐ就活。
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