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Diary


 【オリジナル】 少し頭が足りない、愛の伝道師

私は人間が好きだ。愛してる。
人間はどれも違う。個性がある。私は特にその「個」を愛している。
それぞれ持つ「個」の組み合わせはどれも違う。
いかに似たものがあれど全く同じ組み合わせを持つ者など存在しない。
だから愛しい!!

私は愛するだけで自己満足するような人間ではない。
同じようにとは言わなくても愛されたい。
愛されるよりも愛したいが愛するよりも愛されたい!
私という個を愛してほしいのだ!!

私がどうやって愛されるかは簡単だ。
愛される人間の「個」は十分研究した。
ただそれを実行すればいいだけだ。完璧だろう?
研究結果をここで披露するのもいいがそれはまた今度にしよう。

私が人を愛し愛される上で大きな障害がある。
それは嫉妬だ。嫉妬は負の連鎖を生む最も悪の感情だ。
特に女の嫉妬は恐ろしいというのが世の常。

そして私は考えた。
全ての人に対して同性であればいいのだ!!

例えばそこに私の友人である一組のカップルがいたとする。
もし女性である私が男の友人と親しげにしていたら、女は恋人が奪われるのではないかと誤解するだろう。
男は私に心奪われるかもしれない!

ああ、なんてことだ。
私の愛する友人カップルが破局してしまう!!

しかしどうだろう
私が彼女にとっては女に、彼にとって男に見えていたなら彼は私に心奪われることはない!彼女への誤解は簡単にとけるのだ!!

わたしが男であった場合も然り。男の嫉妬は醜いが、嫉妬に変わりはない。


※※なんかこっからおかしい※
次に、例えばそこに私の友人である二人の男がいたとする。
もし女性である私が片方と長く話をしていたら、余った男は私たちが付き合っていると誤解するだろう。
ああ、なんてことだ。
完璧すぎる私を二人の友人が争うだなんて!!
私はどちらも愛しているんだ!私のために争わないでくれ!!

しかしもしもここで私が同性愛者だったとする。
そう、なんてことない。
二人がどんなに私を想っても同性愛者である私は異性の二人の気持ちには答えられないのだ!!

すまない私の愛する友人たちよ…。
※※なんかここまでおかしいwww※


普通、同性の友が同性愛者だと聞けば自分の身を案じて一線引くことだろう。
とても悲しいことだがそれも全ての人間に愛し愛されるためには重要なことなのだ。
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テーマ「人外ファンタジー」
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