Diary
** 【落乱♀】長編小話
「せーんぱーい!」
「…(また煩い馬鹿が来た)」
「先輩先輩ねぇせぇんぱあい!!」
「…」
「無視しないでくださいよせーんぱーい!」
「聞いてくださいよ!今日ね、とーっても良いことあったんです!!」
「ふーん」
「何か気になりません?ねぇねぇ気になりません?」
「心底どうでもいい」
「えー。先輩つーめたーい!超くーる!!」
「くーる?とはなんだ」
「冷たい!!」
「お前はまた商船に乗り込んだのか」
「いぇーす!南蛮の言葉って超面白いんですよ!!あ。また先輩仕事もしないでぇーって怒ってます?」
「バレてなければいい」
「やーったぁ!!先輩!はんがりーじゃないですかぁ?やみーしませんか??」
「…。言葉は相手に伝わらなければ意味がないんだぞ」
「お昼時になったら、南蛮人が『あむ、はんがりー』って言ってたんです!だからおなかすいたって意味ですよね?」
「知らん。私に聞くな」
「それから、ご飯食べながら『やみー』って言ってたんで、美味しい、かなぁって」
「なるほど。それはさておき、さっき言ってた良いことって何だったんだ?」
「え?そんなこと言いましたっけ?」
「…」
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