140words SS | ナノ



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:: 藍レン(utpr)
「皮肉だね…俺は愛の伝道師で、君はこの複雑な感情を受け入れられないだなんて」頬を撫でるレンの手が冷たい―――違う、僕が熱くなってるのか。たっと落ちてくる涙。視界いっぱいに、綺麗に笑う、レン。「…泣きながら笑うなんて器用だね、レン」「ふふ、人間だからね」あぁ、僕は今、きっと幸せだよ



:: 音トキ(utpr)
―――やめてください。そう腕の中で震えるトキヤにかける言葉が見つからなくて。けれど決して逃げ出そうとはしない細い体を、そっとぎゅっと抱き締める。腕が回されることはない、けれど、その端整な顔が俺の肩に埋もれた「音也、貴方は綺麗すぎるから、怖いんです。私はこんなにも汚いのに―――…」

フォロワーさんのリクエストで、私は汚いと言うトキヤ



:: マサレン(utpr)
「それじゃあ、駅の改札口で待っていて」そう然り気無く約束を取り付けたのは、俺達はどうしても分かりあえないな、だなんてお前が言ったから。誰よりもこんなに近くに居たのに、そんなこと思いたくなかったんだ。 好きになって欲しいなんて言わないよ。だけどどうか、分かりあえないなんて諦めないで



:: 鹿犬(HP)
どこで歯車は狂ってしまったのか『シリウスはなんだって持ってるじゃない…!』そう叫んだ親友の顔が脳裏に焼き付いて離れない。どうして俺は彼に何もしてやれなかったのか。あの時には決して戻れない。俺がきっかけなら、俺が止めるしかないんだ「ジェー、愛してる」より歯車が狂うことを俺は知らずに

ピーを追い掛けると決めたシリウス



:: 鹿犬(HP)
もう、だめ。無理だ――…そう思ったのはつい今しがた「信じられない!君はこんな年になってお風呂で溺れるのかい!?」怒る親友に悪いと応えながら濡れた指先をぼんやり見つめる。おかしいな、お前の所へ行ける気がしたのに(こっちに来るのはまだ早いよ)そう言って笑う、君の声が聴こえた気がした



:: 悪戯仕掛け人(HP)
鹿「世紀の大発明だ!」犬「どうした?」鹿「見てくれ友よ、こいつを使えばどこでもできる!その名もドコデモヤリタイゾー!」犬「馬鹿かお前は!」鼠「なにができるのー?」狼「ピーターは知らなくていいんだよ」鹿「ほらこれ透明になれるし防水だし収縮するし…」狼「…」犬(リーマスに殺される!)



:: 鹿犬(HP)
「うーさみぃ」「ふむ、君は薄すぎるんだな」「んなこたねぇだろ、リーマスのが細いぜ」「どっちもどっちさ。ま、一発で解決する方法はあるけどね」「ん?」「愛すべきワンコになればいい」「ばっかちげぇだろ!」「なんだい?他に案が?」「だっ…!こうすんだよ!」「…うん、暖かいな」
繋いだ手。微笑いあう二人。暖かな幸せ。ずっとこの時が続けばいいと、願った。



:: 鹿犬(HP)
好き、好きだよ、愛してる。言いたいことは全て言ってきたはずだった。全力で愛し、全力で愛されていた、それは、確かで。だけど今気づいてみれば、まだまだお前に告げたい想いはあったのに。ずっと一緒だと、信じていた。だから不思議で堪らないよ。なぁ相棒、どうしてお前は、俺の隣にいない―――…



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