「……桜、お別れです」
目の前の菊はいつもの優しい微笑みではなく、氷のような冷たい微笑みで私に言い放った。
「…き…く…さん?」
悲しくて声がでない。
目の前が霞んで見えない。
私、菊さんがいないとダメなのにな…。
しかし、目の前の菊さんにそんなこと言えるはずもない。
背を向けて歩き出す彼。
追いかけようと必死に手を伸ばす。
しかし、届くはずもなく。
遠のく意識、
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「桜?」
「………菊さん?」
目を覚ますと布団の中で、隣にいる菊さんが不思議そうに私に問いかけた。
「うなされていましたし…私の名前を呼んでいたので。大丈夫ですか?」
と額に添えられた彼の手の温もりに再び涙が込み上げた。
「……っ………!」
「桜、怖い夢でも見ましたか?」
小さく頷くと彼の胸に顔を埋める。
寝巻き、涙で汚してごめん。
「おやおや…泣くほど怖かったのですか?」
「…はい…」
桜が泣く姿など久しぶりに見た気がする。
やはり泣き顔も可愛い。
そんなことを考えながら頭を優しく撫でる菊。
「菊、さんが…私に…お別れです…って…っく!」
「大丈夫ですよ。安心してください。私はここにいますよ」
「………はい………!」
涙を拭い、菊に笑顔を見せた桜。
それをいとしそうに見る菊。
二人でもう一度眠りについた。
(「やっぱり…菊さんが大好きだ…」)
(「恋をしているのは…まだ若い証拠ですかね…?」)
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話がかけない……osz川
あと夢的なの好きなんですかね、私。
気が付いたらそんなのばっかりだヘ(°◇、°)ノ~
あと寝るとか寝ないとか聞くと昼寝したくなります。
今気付いた。タイトルの意味がわからない…!
10 10 17 しぇりんがる
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