「「「「中学校ぉぉおおお!!?」」」」
「…何かそーゆーことになっちゃって」
…………
………………
…………………
「「「「ぷっ…あはははははは!!!!」」」」
『黙れテメェらぁぁあああ!!!』
一通りの説明は結局ベポに任せた。
ローはいじけて床に体育座りをし始めた。
大声で笑い飛ばした彼らに堪忍袋は簡単にキレ、スノーティアを振り回す。
「だ、だって…中学校!?」
「完璧にガキ扱い…!」
「…しかも二年生なんだよね、キャプテン」
『言うなベポぉぉおおお!!!』
「「「「ぶぁっはっはっはっはっ!!」」」」
ローの癇癪には慣れっこな船員達は華麗にその攻撃をかわしていく。
もちろん実際の戦闘ではこの二、三十倍は威力がある。
ここら辺に若干愛を感じる今日この頃。
ぷんすかと(見た目だけは)可愛らしく怒って部屋に帰っていったローを見送り、船員達は再び語り出す。
「中二…って何歳だ?」
「14くらいだろ?」
「うっわ!」
「船長今年で…24歳だよな?」
「何で10歳も若く見られるんすか!?」
「若く…ってか幼く?」
『…………俺に聞くなぁぁあああ!!!!』
バタァァアアン!!!と船長室の鉄製ドアを蹴破って出てきたローの格好は、
「船長可愛いッス!」
『っるせぇ!』
「めっちゃ似合ってます!」
『嬉しくねぇ!』
深緑のブレザー、スカート、青系ネクタイ。
そう、制服。
あんのババア仕事早すぎる。おかしい。ホンットおかしい。
そう思ったトラファルガー・ロー(24)
明日からは虎田蝋(14)だ。
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