茄子ちゃんが現世の学校に行っても嫌われにならない気がする
茄子ちゃん(♀)
身長は140だが徐々に伸びる予定。
合法ロリ隠れ巨乳。髪はセミロングで低めのサイドテール。
僕っこ。天然たれ目愛され上手。典型的な天才肌。
鬼灯さまは憧れで、唐瓜にこっそり片想い。
白い髪の小柄な女子中学生が、授業中であるはずの時間帯に裏庭に立っていた。
ひっそりと陰気な雰囲気のそこにいたのは彼女だけではない。
「おい茄子!お前また怪我増えてんじゃねーか!」
「…様子を見に来たのですが、予想以上に酷いようですね」
背の高い細身の男性。キャスケット帽子を深くかぶっている。
反して背の低い人影もいた。こちらも帽子を被っているが背丈は彼女と変わらないくらいだ。
『大丈夫だよ唐瓜〜!鬼灯さまも、僕これくらいすぐ治るから気にしないでよ』
「ですが女性の体に傷が残っては…」
『えー?鬼灯さまくらいだよ僕のこと女性とかいうの!』
「あ…いや、傷残んなくても痛いだろ!研修中止にして戻ってこいよ!」
背の高い男は鬼灯、低い方は唐瓜と呼ばれていた。
唐瓜は茄子という女子生徒が鬼灯をキラキラした瞳で見ているのを見て一瞬どもる。
しかしすぐに必死な表情になり茄子を説得し始めた。
「現世の中でもここの環境は最悪ですね」
「そうですよね!!こんなんじゃ研修意味ないですよね!!」
『そんなことないよー。現世だとこういう…イジメ?っていうの多いんでしょ?ならよーく調べられたら新しい拷問とかできるかもしれないよ!』
「な、なら応援呼ぶとか…」
『擬人術できるの僕だけなんでしょ?ホモサピエンス薬は高いし、眠くなるし。僕一人で大丈夫だって』
三人は人間ではない。
地獄にある閻魔庁から来た獄卒で鬼灯は鬼神、唐瓜は小鬼、茄子は朧車と小鬼のハーフだった。
茄子は才能があるのか神獣白澤から習った人に擬態する術、擬人術を体得しており、それを生かして長期の現世研修に来ていた。
しかし研修先の学校で悪質なイジメの標的となってしまったのだ。
「あーやっぱり無理やり俺がついていけばよかった…っ」
『唐瓜、心配性だなー』
「お前が心配させてんの!!心配すぎて寝不足でこの間なんてお香さんにまで心配されちまった」
『…よかったじゃん、お話しできて』
「そうじゃねーだろって!」
「茄子さん、仕事熱心なのはとても助かりますが貴女の身に何かあっては私はご両親に顔向けできません」
『本当に大丈夫!人間に何言われたって平気だし…それに』
『あいつらいつか地獄に堕ちてくるでしょ?その時たっぷり"お返し"するから全然つらくないよ!』
にぱっと屈託なく笑った茄子に、鬼灯は感心し唐瓜はため息をついた。
学校をどこにするかは要検討。
庭球か復活か黒バスか…
最初は誠凛にいてイジメが酷くなった頃に花宮と出会って転校…とか?マロ眉仲間ー!
笑顔でぶっ飛んだことをいうので霧崎に気に入られそう。
茄子ちゃんは唐瓜への恋心を自覚していて隠している。
けれどお香さんのような女性が好みだって思っているから叶うわけないと諦めている。
唐瓜は自覚してないけどこいつは離れていかないって無意識に思っているから彼女の意識が他に向くと焦る。お香さんは理想であって付き合いたいわけではない。
そのうち朧車の血の方が目覚めてきて滑車を使えば飛べるようになった茄子ちゃんとか身体が大きくなり始めて唐瓜より大きくなっちゃう茄子ちゃんとか対ロリコン亡者のためにふりふりのロリータにランドセル背負って衆合地獄に緊急派遣される茄子ちゃんとか書きたかったけど力尽きた。
名前は漢字の読みを変えて平仮名でなすねにしようかなすびのままにするか…なすねなら漢字を変えるか…茄音とか…
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