狩人世界に来襲した神威双子とフェイタン
広い広い太陽系。
この太陽系には二つの"地球"があることが判明した。
気候はよく似ているが、大陸の形は全く違い、使う言語に文化に学問、全てが違った。
見つけにくくたどり着きにくい場所にあるこの惑星にはやってくるだけで一苦労…どころではない。
ここへたどり着いた者は未だにいないため、互いに認識できていなかった。
だが、誰も気づかなかった。
双子座流星群が降り注いだとある夜に、ひっそりと、こっそりと…たった一人でやってきたとある天人がいることに。
流星群に混じって宇宙船が墜落したことに。
…ひゅるるるるー
ドォオオオオオーン!!
『ぶっはぁ!!お腹すいたー!』
巨大な卵形の、謎の物体。
真ん中から羽化するように出てきた人物は、大量の本にまみれながらも傷一つ無かった。
もうもうと黒煙が上がるその物体を見て、小さな影はため息をついた。
『僕はどーも着陸が苦手だなぁ。また壊れちゃったよ』
正しくは壊しちゃった、かな?
朱髪の長い三つ編みを揺らすその人物は、顔も腕も足も…外に晒されるであろう肌を徹底的に包帯で覆っていた。
顔もほとんど、目と口と鼻以外は視認できない。
大気圏を突っ切って大落下したというのに、全く怪我がないとはどういうわけか。
その人物はさも当然そうに身を起こしてかるい体操なんかをやっている。暢気なものだ。
『さーてまずは腹ごしらえ…の前に言葉を覚えなくちゃかな?あと文字も…ま、手始めにそこら辺の奴らから食料奪っ…もらってこよーっと!』
沈黙した卵形の物体を放置して、紅の番傘を肩に担いだその人物は一瞬で消えた。
ここに、宇宙最強と呼ばれる夜兎族の少女が降り立ったのだ。
……………………………………
銀魂×狩人。
トリップではない。
銀魂の地球と狩人の地球があるって設定。
気候的に他の宇宙人が中々やってこれない狩人の地球にたまたま不時着した夜兎のお話。
神威の双子(どちらが上か不明)で神楽の姉。
簡単な設定としては、名前は神流(カンナ)ちゃん。
髪は足首まであってながーいおさげ。神威とお揃いなんだけどお互い『マネすんなヨ』「そっちがマネしたんだろ」という言い回になって喧嘩になるからお互い変えない。だって変えたら負けた気がする。
背はフェイタンよりちょっと小さい。最近神楽に追い抜かれた(´・ω・`)
神威と最悪に仲が悪くて、神楽とはとっても仲良し。
海坊主?ああハゲね。知らないヨ。
語尾がたまにカタコト、顔は常に包帯でぐるぐる巻き。
神威とクリソツな自分の顔が大嫌いだから滅多に素顔は見せない。
日光にとてつもなく弱い分、骨折が数分で治るくらいに治癒力が高い。
念を覚えたら日光にも強くなったので弱点なくなった。最強誕生。
天真爛漫で知識はあるのにバカ。強いからって警戒心がなくて隙だらけ。
そんな彼女にハラハラモヤモヤするフェイタン。
最終的に蜘蛛に入って大暴れする予定。
フェイタンのツンデレをうまく書けるようになりたい(切実)
ちなみにどれだけ神威と仲が悪いかというと、顔を合わせた途端に殺し合いが始まるレベル。でもおなかが空くと休戦して一緒にご飯食べに行く。お前等ほんとに仲悪いのか。
[back]