盗人
タソガレドキ忍軍だけで花見に出かけた。丘の上では桜が満開。しかし私たちは男だけで大宴会。尊奈門はつぶれてしまったし、酒を持ってきた組頭自体も悪酔いし私にまで押し付けてくる始末。まったく、もし今から仕事なんてことになったらどうするつもりなのだか。それでも、今日くらいはと思ってしまう私も十分酔っているのかもしれない。満開の桜の枝を手折ったは、小さな彼に届けるため。「花盗人がなんとやらってね」背後で笑っている寝そべった組頭、頭に桜が積もってますよ。
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