『全くいい加減にして下さいよ、近藤さん??』



アイツは医務室に居るっておばちゃんが言ってて
別に探して無かったけど







まァ暇だったから
俺が看病したのにまた体調が悪かったらアレなんで様子を見に行ったら


どうやら予想は外れてただ怪我の手当てをしてただけだった










「ガハハハ〜いつも悪いなァ咲夜ちゃん。全くお妙さん、照れ屋で困っちゃうよ〜」




困るのはアンタの頭ん中でさァ




『困っちゃうのは近藤さんの頭ですよ。…頭ん中にバナナの木でも生えてるんですか??』





アイツも俺以上の事を思った様で溜め息混じりにサラッと一言発してテキパキと手当てをしている






「また振られたんですかィ近藤さん??」






「おっ!!起きたのか総悟、違うぞ!!コレは愛のスキンシップだ!!総悟にはまだ分からんか!!」





ガハハハと笑いながら言うが
そんなスキンシップなら俺ァゴメンでさァ






『ハイ、出来ました!!』




バチンッ!!と怪我した場所を叩いて手当ては終了した



「ちょッ!?痛い、咲夜ちゃん今の地味に痛かった!!」




『私なりのスキンシップです』



「どこがァァア!?」




コイツ中々言うようになって来たな

…元からか










『沖田さんは大丈夫ですか??』



「何がでィ??」



『えっ??怪我したから来たんじゃ無いんですか??』


キョトンとした顔で聞いて来た






「別に…」



おばちゃんが言ってて、暇だったから来ただけで
特別何か有った訳では無ェ



『エリカ様!?』












「お前もう大丈夫なんですかィ??」


『え??…あァ、もう全然元気です!!迷惑掛けました!!』




ニシシと笑ってピースをして来た





『心配してくれてたんですか??』



「…別に」



ただ俺が看病したのにまだ直って無かったら
シャクなだけでさァ



『ふ〜…ん』


「咲夜ちゃん咲夜ちゃん、総悟絶対照れてるぞ」


『本当ですね』


2人して俺を見ながら聞こえる様にコソコソ言ってくる



「『照れてる〜!!』」



「…うぜェ」



2人して俺をおちょくった目で見てくるから

バズーカをセット






『え??え??…イヤイヤイヤイヤイヤマジ調子乗ってスイマセンっしたァァア!!じょ冗談ですよ〜アハハハハ…』




「そ、総悟ォォオ!?此処医務室だからァァア!!ちょっと待とォ!?一旦落ち着こう!!」





本気で撃つと思ったのか焦る姿が笑えた
今撃つと色々めんどくさいから撃たねェが
まァ、俺をナメた罰でさァ


誰がお前相手に照れるか





バズーカを下ろしたのを見て安心したのか笑ったお前を見てふと思った






(そう言えば)

(…お前が笑った所以外、見たことねェ)


12.7/22修正

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