私を助け出した後、既に皇子は助けられていて
あっという間に敵を倒していた




土方さんが言うに作戦通りらしい



あれ??
じゃあ私が叫んだあれは一体何だったんだ??


1人で盛り上がってなんか恥ずかしいじゃ無いですかァァア!!





『‥あっ!!沖田さん!!』


すっかりお礼を言うのを忘れていた



余り高くないビルとは言えビルはビル普通の建物よりは全然高い


流石に飛び降りた時はビックリした





『助けてくれてありがとう御座いました、怪我してませんか?』



ぺこりと頭を下げると
おう…と愛想のない返事が返ってきた


お礼に慣れていないのかそっぽ向いている






『あ、血が出てる』


怪我は無いかと思ったら
敵と戦った時に切ったのか頬に血が付いていた


「!!?」


持っていたハンカチで拭こうと腕を顔に伸ばしたらビックリした顔で腕を掴まれた





『え??何ですか??』



「……ただの返り血でさァ。怪我してんのはお前だろィ」




そう言って首元の傷に今度は沖田さんが手を伸ばした




そういえばさっき切ったんだった


たがそれ程深く無くてもう血も止まっている





『これぐらい大丈夫ですよ。もう止まってますし』



笑って答えたがまだ納得してない様な顔でいる



……??





「咲夜さん!!」


『皇子!!大丈夫でしtー…!?』



走って来た皇子にそれはもう思いっきり抱きしめられ……たァァア!??




勿論周りには皆居るし目の前には沖田さんも居る





『あの…??えっと……カイ皇子??』

「無事で良かったです!!…本当に、」



止める事が出来なくてすいませんでした


と、謝る皇子は私が1人で連れて行かれた事に責任を感じているのだろうか??







『私は大丈夫ですよ??だから謝らないで下さい…ね??』




心配してくれるのは嬉しいけど
この体制は流石に恥ずかしい



さっきから皆ガン見だし
何故か沖田さん土方さん並みに瞳孔開いてるし


 


「‥すいませんつい、」





やっと開放してくれた皇子はホッとした顔をしてから今度は真剣な顔をしている




「咲夜さん。」




『はい??』




「…僕と付き合って下さい」




『………は??』





何ともマヌケな声が返事の代わりに口からこぼれ落ちた






(土方さんは煙草を口から落とし)


(沖田さんは更に瞳孔が開きました)





****


戦闘シーンを書くのが苦手ですorz

そして、どんどんグダっていく…


12.7/14修正

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