買っちゃいました〜。
姉はプリンスアニメージュ買ってました。
内容も勿論良かったし、表紙やクリアファイルの絵がほんとかわいい。
凛ちゃんとまこちゃんのパンツとか、凛ちゃんのポニテとか、遙さんの微笑みとか、遙凛だけ下で手を繋いでるところとか…!

最終回以降、遙凛がずーっと蜜月なのでおじさんの顔は緩みっぱなしです。でれでれ。
今月出るファンブックの表紙もきゃわわです。凛ちゃんの笑顔やピースがかわいくてかわいくて。
でも、もう少ししたら元のケンカップルに戻るんだろうなーと思う。笑。それはそれできゃわわ。

で、spoon表紙で妄想した遙凛SSを投下します。凛ちゃんのパンチラねた。





「凛の馬鹿」
「は?」
「凛の男好き。そういうのオーストラリアで覚えてきたんだろ」
「……はァ?何言ってんだよ…」


 理由は全くわからないが、ハルの機嫌が突然、悪くなった。寮に外泊届けを出し、泊まるつもりでハルの家まで来たある日のこと。
 俺の体を軽蔑するような目でじとりと見て、彼は続ける。男だったら誰でもいいんだろ、凛のビッチ、とかなんとか。


「っ誰がビッチだ。つーかそんな言葉軽々しく使うんじゃねぇよ」
「だって」
「あ?」
「こんな格好で電車乗ってたとか、信じられない」


 呟くようにハルは言って、言いながら、俺の腰を思わせ振りに撫でた。
 今日の俺は、へそよりかなり下の位置でベルトを締めている。買ったばかりで気に入っている下着を、ズボンから少し覗かせるように。
(…ああ、そういうこと。)露出させた肌や下着のあたりを触られて、ハルが言っている意味にようやく気が付いた。


「これ、見えても大丈夫なやつだし」
「大丈夫って…でも、パンツはパンツだろ?せめて水着にしろ」
「なんでだよ。水着見せても全然かっこよくねーだろ」
「……」


 それきりハルは黙ってしまった。黙ったまま、露出させている腰をずっと撫でている。
 (見せていると言ってもほんの少しだし、そもそも俺は男だし、こんなのファッションとして許される範囲だし。)
 ハルの理不尽な意見は無視することにして、同じように黙った。ファッションとかそういう考え方は、こいつに言ってもどうせわかってもらえないだろうから。


「……ちょっ!?」


 重い沈黙を破ったのは、俺だった。というより強制的にそうさせられた。だって、こんなことをされたら悲鳴くらい上げて当然だろ。
 さっきまで不機嫌だった恋人が、いきなり体を屈めて、腰をぺろりと舐めてきたんだから。


「おい、ハル!ってめ、なにやって…ッ」
「文句言うな、こんな格好してる凛が悪い」
「っざ、けんなよ…っちょ、あっ」
「俺以外の奴にされるよりマシだろ」


 (…そりゃそうだけど!)
 しかし、残念ながら論点はそこじゃない。
 例え俺が腰パンで町を歩いていようと、普通の奴は気にも留めないし、腰骨あたりのかなり際どいそんなところに吸いついたりなんか絶対しない。
 俺をそんな風に見るのも、俺がこんなことされて反応するのも、この世でただひとり、お前だけなのに。


「は、る…っふ、ぅあ」


 ぴり、と嫌な痛みが腰を駆け抜ける。
 確実に、痕をつけられた。そこは、果たして水着で隠れる場所だろうか、寮に戻ってすぐ、俺はプールに入れるのだろうか。
 頭を無理矢理働かせて、必死で考えようとしたけれどなかなか上手くいかない。ハルの艶やかな黒髪が、下腹部の近くで悪戯に動いてる様は嫌でも俺にそれを想像させる。


「…はい、おしまい」


 満足したらしいハルは、それだけ言ってなに食わぬ顔で体を起こす。
 刻まれた印はひとつではなかった。腰骨や腹筋に散らばったたくさんの赤を、水着で隠せるかというともはや絶望的で、今すぐ目の前の男に殴りかかりたくなる。
 (でも、それより今は、)


「はる…お前、まさか」
「ん?」
「ッ…これで、終わりとか…言わねぇだろうな…っ」
「…別に、俺はそれでいいけど」


 薄い唇を、同じく薄い舌で辿りながら呟く。無表情のまま。苛々したと同時に、物凄くぞくぞくした。
 どうしようもないのは、俺の方だ。
 こんな、どこの誰かもわからない相手に嫉妬して、男である自分を拘束したがる酔狂な奴に、ここまで欲情するなんて。


「……っ」
「っ、わ!なに凛…痛い」


 言葉で言うのは悔しいから、ハルの肩を掴んで力任せに押し倒す。畳に広がる黒い髪。変わらず無表情なまま俺を見上げる憎たらしい男に跨がって、見せつけるようにパーカーのファスナーを下ろした。
 (じ、じ、じー。)耳障りな音と共に上半身が露になって、俺たちの視線は不必要な程に強く絡む。まるで、お互いにキスマークを刻むかのように、強く。


「…どうせ、どっかの馬鹿のせいでしばらく水着着れねぇし」
「着れば?見せつけてやればいい」
「うるせぇよ。とにかく今日は、俺が満足するまで付き合ってもらうからな」
「…やっぱり凛、男とこういうことするのが好きなんだろ」
「違え。ハルとするから、好きなんだ」


 仕方ないから教えてあげよう。こんな簡単なことにすら、自分じゃ気付けない鈍いお前に。
 この体も心も全部、お前のものだってこと。


「後悔しても、知らないぞ」


 (そんな感情、もうとっくに忘れたよ。 )







****
一時間クオリティ。ガラケーで書いたからいろいろおかしいかもです。
凛ちゃんが色気だだ漏れなのが心配な遙さんと、遙さんが好きすぎて警戒心なくしてる凛ちゃん。




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