それが夢ならどれだけ安堵しただろう。どうして待つことが出来なかったのだろうか。後悔するばかりで、いつまでたっても大人に慣れない自分がいやだった。
「お前は俺が嫌いだろう」
そうでなければこの距離はいったいなんなんだ。どうにか説明してくれ。どうにか証明してくれ。お前がこの世にいるということを。
どうにかしてくれ。
笑って跪づくお前があまりにも朧げで、今にも見失ってしまいそうだ。
「違う、光が弱いんだよ。ねえ笑って、旦那」
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -