凍結小説 | ナノ

58


並盛Side〜



美「…準備は出来た。」



あのあと、瞑想を一日中した美咲が、ツナの部屋でいった。




部屋には、リボーンにツナに海に美咲に里奈が集まっている。





里「…うちと海は美咲が開いた歪みを固定する。
…もしうまくいけば、雪華が通れる道を作ることも可能だ。それにはツナの心からの呼び掛けが必要だ。」




綱「呼び掛けって、どうすればいいの?」



海「簡単だ。雪華の名を呼べばいい。」



リ「これは、お前がどれだけ雪華を思っているかで変わるんだぞ。」



綱「…わかってるよ。今なら、雪華ちゃんを想う気持ちは、誰にも負けない!」



リ「いいこというじゃねぇか。ダメツナのくせに」



綱「なっ…!ダメツナいうな―――!!」



自然と頬が緩む。



美「じゃあ、はじめるぞ。

"我、時空の使者なり。
白銀の雪を司る虹の化身。
断てば我が力を放出したり。
闇の世界に、我が力よ届け!!"」



美咲は胸辺りまであった髪を、首辺りでバッサリと切った。



切られた髪は、白銀の光を放つ。



そして闇の世界へと向かった。



その光は闇の世界の壁を破った。



里&海「はァああああ!!」



海は青い光を。

里奈は黒に近い群青色の光を。



その光はツナの部屋に現れた亀裂を固定させた。



美「いまだ!ツナ!!」



ツナは亀裂に駆け寄り、大きく息を吸い込んだ。



綱「雪華ちゃん!!!!」


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