軽々とお姫さま抱っこをされて、ベッドに下ろされると身体が覆いかぶさるように重ねられる。
「あっ……待ってチャールズ。せめて明かりを消して……?」
部屋は蝋燭の所為で明るく、お互いがよく見えるため、こんな明るさで始めるのはとても恥ずかしい。
だけど、チャールズはフッと笑って明かりを消す気配はない。
『何言ってんの。
これからもっと恥ずかしいこと、するんだから』
そう言うチャールズは酷く扇情的な瞳をしていて、私の心臓は小さく跳ねた。
互いの視線が絡み合ったかと思うと、彼は私の頬に手を添え、深く深く口づける。
「は……ぁ、ふぅ……」
激しいキスを繰り返しながら、彼は洋服の下から手を忍ばせ 胸を揉み始めた。
彼の手の動きに合わせて、柔らかい胸は厭らしく形を変える。
「あっ……ゃっ、痛ッ……」
既にお互いの息が乱れて荒くなる。
チャールズは名前の胸の頂きをくにゅくにゅといじくり、彼女の服を一枚一枚丁寧に剥がしていく。
美しいドレスは床に放り捨てられ、一縷まとわぬ姿になった。
名前の若く滑らかな素肌が蝋燭の明るい光に照らされる。
「あんまり、見ないで……」
生まれて初めて男の人に見せた裸体。
羞恥心で名前は死にそうだった。
『ダメ。もっと見たい』
銀灰色の瞳で見られただけで、名前の身体は熱を帯びた。
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