ガシャん……!
机の上のグラスセットが音を立てて、床にお酒が零れていった。
けれど、そんなことには気にも留めず二人は2年ぶりにお互いを求めあった。
キスに飽きると、名前の唇はグレイの首筋から彼の自身の方へと移していく。
『ヘェ……そんなことまでしてくれるんだ』
ズボンを下げると、少し勃ち上がった彼の自身が露わになる。
名前が恍惚とした表情でソレを口に含むと、グレイは一瞬 快楽に顔を歪めた。
ピチャ、ピチャ、チュパッ
「んッ……むっ、ふ……」
愛しい人の自身をこうして犬のように咥えていると、まるで彼に支配されている気分になる。
彼もそれが嬉しいのか、満足そうに自分の男根が咥えられる様を見下ろしていた。
やがて、限界まで硬度を増すと、彼は優しくその先を制した。
『もう充分だよ、名前』
「でも、もうすぐで……」
もうすぐ果てそうだったのに、何故止めたのか。
なにか気に障ることでもしたのかと不安の色を浮かべると、彼はにっこりと微笑んだ。
『だって、ココもうこんなにグチャグチャなんだもん』
「あぁあっ!」
彼が陰部に中指を忍ばせると、奥にゆっくりと沈んで行き、既に受け入れる準備が整っているのが明らかだった。
『ボクの舐めてこんなになってたなんて……
君は本当にどうしようもないね』
「あ……っあ!も、もぅ突いて……!」
彼は待っていたかのように、その言葉を聞くと合図もなしに名前の中に侵入した。
グチュっ!!ジュプッジュプ
『相変わらず、狭いね。名前の中はッ……』
「やぁぁッ…あっ…いぃ…もっとぉ!」
名前の望みに答え、彼はなんども奥を突いてやった。
「あッ…ぁああッ…んあぁっ」
恥も外聞も捨てて、
名前は一心不乱に彼を求めた。
その姿をみて、グレイも愛おしそうに彼女の頬に手を添える。
『名前……ボクだけの娼婦でいて』
「貴方が夢でないのなら」
続く??
--------あとがき----------
夢主の夫の名前 アーチー・グレザー=Archy Gleser
並べ替えるとCharles Greyになる…はず
名前も知らない人を無意識に求めていた…みたいな
← →
ページ数[3/3]