連日連夜のA氏とのオメガちゃんイプで思いついた産物。
バイル八審官のフォクスター×オメガちゃん。







朝になり、暗く陰鬱としたこの屋敷にも光が差し始める。
まだ朧気な意識の中、俺はゆっくり瞳をあける。
未だに夢と現の境界を彷徨っている意識をなんとか手繰り寄せ、徐々に意識を覚醒させる。
その時だ。トントン、と音がして扉が開き、人が入ってきた。
「お召し替えの時間ですよ」
「っ・・・・・・・・・!!・・・・・・・・・お前か」
いつもは侍女のレヴィアタンの担当の筈だ。
俺が理由を聞くと、風邪で寝込んでいるらしい。
異性に肌を晒すのはもう慣れたもので、俺は特に戸惑いも無くネグリジェを脱がすフォクスターを見ていた。

「あらぁやだ、またこんな傷作って!!」
「それはマンティスクの奴だな。」
俺の肌に映るのは、鬱血した紅い切り傷。見えにくいところに付けられては居るが、着替えや風呂の際はどうしても見えてしまう。
「後できつく言っておくわ。女の子の肌に傷付けるなんて!」
「ああ、言っておいてくれ。」
此処に来てからはそれらはもう日常と化し、俺は毎夜誰かに抱かれる。
今こうして目の前で俺を着付けているフォクスターとて、いづれまた俺を抱くのだ。
ぶつぶつとマンティスクの嫌みを言いながら、俺を着替えさすフォクスターをぼんやり見て、
今日の朝食は何だろうと思った。
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