※会話文
『カブトー!大蛇丸様知らない?』
「大蛇丸様なら自室にいると思うが…」
『あれ?さっきは居なかったのに。入れ違いになっちゃったのかな。分かった、ありがとうカブト!』ペタペタ
「……新しい履き物を買えば良いものを。裏側が剥がれて可笑しな足音が…」
───
ペタペタ…バタンッ!
『大蛇丸様ー!』
「………」
『大蛇丸様?』
「………ねえ」
『はい?』
「その履き物、有り得ないわ!」
『は、で…でもまだ履けますしー』
「全くもう!履ける履けないの問題じゃないのよ!そんなの履いてる貴女を外に連れて歩けると思ってるの!?」
『……大蛇丸様と一緒に外に行ったことなんてありませんけど』
「そういうことじゃないのよ!はあ、ナナシの親の顔が見てみたいわ。どう育てられたらこんな子に…」
『大蛇丸様、私捨て子です。拾ってくれたの大蛇丸様です。育ててくれたの大蛇丸様です』
「なに当たり前なこと言ってるのよ。貴女は私の可愛い娘よ」
『……お、お母さんっ!』ぎゅっ
「あら、本当可愛い子ね」
「…履き物の話題からどう逸れたらああなるんだ。……親バカとは、こういうことを言うんですかね、大蛇丸様」
お母さん?