『あー、やばい。眠い…』
「フンッ…だらしねえな。……っ」
「あ。いま旦那欠伸した、うん」
『…自分だって眠いんじゃん。人のこと言えないね、サソリちゃん』
「テメェ…」
「そこ!静かにしなさい!」
『あーあ、デイダラのせいで怒られちゃったじゃんか』
「ふざけんなデイダラ」
「理不尽んんん!可笑しいだろ!なんでオイラだけがいけないみたいになってんだ!!うん!」
「デイダラ君!ちゃんと授業に集中しなさい!」
「ハッ……ざまあねェな」
『ドンマイ、デイダラ君。…ふぁ』
「……ッコノヤロ。てかナナシ、朝から数えて欠伸52回目だぞ、うん」
「いや何地味に数えてたんだよお前」
『だってサソリが昨日(傀儡のメンテナンス手伝えって言って)寝かせてくれなかったんだもん』
「旦那…いくらなんでもぶっ通し(でメンテナンスさせるの)はキツいと思うぞ、うん」
『ほらー、デイダラもこう言ってるー。(ずーっと座りっぱなしだった)お陰でこっちは腰が痛いのなんのって』
「フンッ…」
「………」
『ん?どうしたの、デイダラ』
「…いや、じゃあ今日はオイラと(粘土細工)やらないか?」
『は?なんで』
「アホかお前。ナナシがお前とんなことやるわけねェだろ」
「手伝ってほしいんだよ!大丈夫、ナナシにも出来るから、うん」
「(粘土遊びなんて幼稚なモン)一人でやってろ。大体今日もナナシと(メンテナンス)すっから無理だ」
「ええ!昨日もやったんだろ!?うん」
「昨日やったから今日はやっちゃいけねェなんて決まりあんのか?まだ(メンテナンス終わってない傀儡が)溜まってんだよ」
『そういうこと。ごめんね、デイダラ』
「ちぇっ。それなら仕方ないか、うん。……って、え?」
『っ……せ、先生?』
「なんだ?授業そっちのけで話してたこと怒って……」
「学校内でしかも授業中になんてふしだらな会話をしてるの!!」
『……ふしだら?』
「〜〜っ、廊下に立ってなさい!」
「「『え、なんで』」」
純粋に芸術について話していた彼らには、"ふしだら"の意味は知っていえど、それと結び付く答えが見つけられなかった。
真相・廊下に立ってなさい!