『カカシ先生結婚して下さい!』
お団子を食べた帰りにぶらぶら歩いていたら、目の前に綺麗な銀が現れた。
カカシ先生だ。そう思ったは吉日、私は大声を上げてその背中に抱き着いた。
「…随分ぶっ飛んだ告白ダネ、ナナシチャン」
『当たり前です!だってカカシ先生が大好きですから!!』
ぎゅうぎゅう抱き着いて言うけれど、カカシ先生からの返答は毎回同じ。
「残念だけど俺はもっと色気のあるオネイサンがいいなー」
そう言ってイチャイチャパラダイスを懐から取り出し読み始めた。
以前参考にとイチャイチャパラダイスを本屋で買おうとしたが、そこを通り掛かったシカマルに全力で止められたし…。
色気をつける方法…色気、色気……。
いろけ?
『っこれだ!!!』
いける!これなら絶対にいける!
色気なんてチョチョイのチョイで身につけられる!!
「……なんか変なこと考えてない?」
本日二度目の思い立ったら吉日。
私はカカシ先生から身体を離して人探しに入る。
「あ、行っちゃった…。ナナシチャンはあのままが可愛いんだけどナ」
ナルト君!貴方に弟子入りします!!
必ずカカシ先生に好きになってもらうんだから!
バッドエンドは認めない!