みーんみーんみーん…、


7月下旬。
まだ、8月に入っていないといっても、暑い。
しかも真夏日が多いじゃないか。くそう、地球温暖化め。
打倒、地球温暖化。


…といいつつも、クーラーをガンガン付けて(ちなみに、太陽光発電じゃありません。そんなお金は、ない)寧ろ地球温暖化を強化させているような生活を過ごす日々。
夏休みに入ったが、いつもと変わらず、氷帝テニス部はあって。
私はひいひい言いながら、マネージャー業に精を出していた。

今日が何の日かも知らずに。






「今日はここまでだ!」

そんなうちのナルシストがの声で、部活は終了。
現在時刻、午後6時30分。
まだまだ外は明るい。

「なんや、今日はえらい早いなあ…」

「当たり前だろ。今日は、特別な日だからな」

「え、跡部。今日パーティーかやるの?」

そう言うと、はあ?というような顔で見てくる跡部。

「お前、今日が何の日か覚えていないのか?」

「は?」

「本当に覚えていないようだな…いいか、お前今日は「なまえ!」」


跡部の言葉を遮り、宍戸がこっちに駆け寄ってきた。

「悪い、ちょっと来てくれねえか?」

「え、あ、うん」

「おい、お前!俺様の話が…」


後ろで何か跡部が言っているが、無視。

はっきり言おう。私の中では
跡部<<<<<<<<越えられない壁<<<宍戸


なのだ。

要するに、私は宍戸に現在進行形で片想い。




「…で、何?」

「いや、お前今日誕生日だろ?だから「ああ!!」…は?」

「いや、そうか!そうか!私誕生日だったのか!!」

「はあ!?」

ぽん、と手をたたいて、そう言えば、宍戸に目を見開かれた。うん、仕方ないじゃない。忘れてたものは忘れてたんだよ。

「お前…忘れていたのかよ」

「うん、」

「まあ、しゃあねえか…こんだけ忙しけりゃな…」

「あはは…」

「んで、なまえその…これ」

そう言って渡されたのは小さな袋。

「何これ?」

「…た、た、誕生日プレゼント…」

「え、あ、どうも…」

「そ、それ中身帰ってから見ろよっ!」

「う、うん…」

「…あと、跡部が今からお前の誕生パーティーするためにヘリ用意しているみたいだぜ」

「えっ」

「確か、もうそろそろ……げ、もう時間じゃねえか!いくぞ!」

そう言って私の腕を掴み走る宍戸から誕生日のプレゼントをもらい口元が自然に緩んだ。
もっと驚きのことが待っていると知らずに。


HappyBirthday


(プレゼントは、ネックレス)
(…と、一緒についていた手紙には)
(「お前のことが好きだ」と書かれていた)









ゆぅちゃんはぴばっ!!
というわけで、勝手ながら書かせてもらいましたっ!
ちなみに、前日にゆぅちゃんと会ったのよ!
でも内緒にしてたのよ!
ここで、お詫び。
ごめんね!ぎりぎりまで隠してて!!






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