「…え…」
「びっくりしたー?この子は、跡部からもらったんだC!」
いや、そんなこと言われても。
あとべってだれですか。
あ、飛べ?ですか。
いや、冗談です。ごめんなさい。
それに、たとえ色違いといえど
「私のモシはまけない…!」
「えるる、ソーラービーム!!」
天気の関係でパワーをためずに、あたった。
効果はいまひとつとはいえどその威力はつよい。
さっきのダメージもあり、体力はもう限界だろう。
「モシ、オーバーヒート!」
これで、決まれば…!
もともとモシは特攻がとても高い。(シャンデラが高いっていうのと、性格的にも)
そしてにほんばれの影響で威力がより高まった。
相手がきあいのタスキさえ持ってなければ一発で戦闘不能のはず…!
が、神様は私に微笑まなかった。
外れた。
オーバーヒートが。
「ラッキー!えるる、もういっかいソーラービーム!」
ソーラービームの命中率は100。オーバーヒートのように外れることはない…
モシに、あたった。
瀕死になったのはモシだった。
「…戻って、モシ。」
ありがとう、と心の中でいい、ボールに戻す。
「君も強いんだね〜!わくわくするC!あ、名前聞いてなかったけど何て言うの〜?」
「…ハユリです」
「へえー!俺は芥川慈郎っていうんだー!ジローってよん……で…」
そう言ったかと思えば、かくん、と首を下にするジローくん…?だったよね、うん。
そうすると、色違いエルフーン(えるる)があわててジローくんに駆け寄った。
「……もしかして…ねてる…?」
そうつぶやけばはっとこっちを見てあわてて、ジローくんの後ろに隠れ、おずおずと頷くエルフーンのえるる。
え、この状況。
どうしようか。
*
勝負は中断です、はい。