「ふふっ…もらっていくよ」
「待て…」
「待て?何を言っているんだい?負けたのは君だろう?なのにそんなこと言われたくないね。セイレン、サイコキネシス」
サイコキネシスで持ってきたがんせきプレートを手にし、俺は手塚に背を向ける。
「じゃあね。…ふふっ、以前より強くなったみたいだけど、俺には叶わないよ。」
そう言い残して、ジムをでる。
ジムの外は夕焼けに染まっていた。
ああ、ハユリがもう宿にいるだろうな。
「…にしても、ヒードランだなんてよく連れてたね」
ヒードランほどのポケモンを連れているならば、そしてヒードランにがんせきプレートを持たせているならば、周りに野生のポケモンもよりつくことはないだろう。ヒードランを恐れて。
ここの土地を選んだ理由もがんせきプレートを守るためなのか。
「…そんなことしても無駄なのに」
「でしゅ…」
「あれ、シェイミいたんだ」
「いたでしゅ!!!!最近すごく目立ってないでしゅけど!!」
「そう。」
べつに気にも止めることなく。俺は前を向く。
「ハユリ、トレーニング進んだと思う?」
「…みーのカンではハユリは明日また挑むと思うでしゅ」
「勝利の確率は?」
「…そんなの糸目野郎じゃないからわからないでしゅ」
「それもそうか。…ふふっ、糸目野郎呼ばわりしたのユクシーに言ったら、攻撃されるだろうね」
「うげ。や、やめてくだしゃい!!」
「ふふっ、そんなことしないよ多分」
「多分ってどういうことでしゅか!?」
「ふふっ」
*
なんかもう…もう…ストーリーがすっごく広がってる気がして…
読んでる方がキャパオーバーになっていたらすみません…
不明な点とかある方は拍手などでお気軽にご連絡してください!
答えられる範囲内でお答えします!
そして50話までいきましたね!まだジムバッジ1個しか手にしてないけど!
…ほんと何話までいくんだろう…