「ふふっ…もらっていくよ」

「待て…」

「待て?何を言っているんだい?負けたのは君だろう?なのにそんなこと言われたくないね。セイレン、サイコキネシス」

サイコキネシスで持ってきたがんせきプレートを手にし、俺は手塚に背を向ける。

「じゃあね。…ふふっ、以前より強くなったみたいだけど、俺には叶わないよ。」

そう言い残して、ジムをでる。
ジムの外は夕焼けに染まっていた。
ああ、ハユリがもう宿にいるだろうな。

「…にしても、ヒードランだなんてよく連れてたね」

ヒードランほどのポケモンを連れているならば、そしてヒードランにがんせきプレートを持たせているならば、周りに野生のポケモンもよりつくことはないだろう。ヒードランを恐れて。
ここの土地を選んだ理由もがんせきプレートを守るためなのか。

「…そんなことしても無駄なのに」

「でしゅ…」

「あれ、シェイミいたんだ」

「いたでしゅ!!!!最近すごく目立ってないでしゅけど!!」

「そう。」

べつに気にも止めることなく。俺は前を向く。

「ハユリ、トレーニング進んだと思う?」

「…みーのカンではハユリは明日また挑むと思うでしゅ」

「勝利の確率は?」

「…そんなの糸目野郎じゃないからわからないでしゅ」

「それもそうか。…ふふっ、糸目野郎呼ばわりしたのユクシーに言ったら、攻撃されるだろうね」

「うげ。や、やめてくだしゃい!!」

「ふふっ、そんなことしないよ多分」

「多分ってどういうことでしゅか!?」

「ふふっ」



なんかもう…もう…ストーリーがすっごく広がってる気がして…
読んでる方がキャパオーバーになっていたらすみません…
不明な点とかある方は拍手などでお気軽にご連絡してください!
答えられる範囲内でお答えします!
そして50話までいきましたね!まだジムバッジ1個しか手にしてないけど!
…ほんと何話までいくんだろう…









第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -