「たのむで、フレア!!」
出てきたのは、ラフレシアだった。
「お願い。しぃ!!」
今まで出番がなかったからか、やる気満々だ。
「タイプは互角、やな」
「そうだね」
「んじゃ、こっちから行かせてもらうで!!フレア、おんがえし!!」
「しぃ、よけずにメガホーン!!」
私の指示で、相手など気にせずつっこむしぃ。
その威力に、フレアは思い切り吹っ飛ばされた。
「流石やな。そのパワー…」
「ありがとう。しぃ!もういちどメガホーン!!」
「ふっ、甘いで!!フレア、いばる!!」
「!!」
いばる、は相手の攻撃を上げる代わりに、混乱状態にさせる技だ。
しぃは、ピタッと、動きを止めた。そして自分に攻撃をしてしまった。
「フレア、にほんばれ!!」
いっきに明るくなるフィールド。
「そして、ソーラービームや!!!」
普段なら1ターン力を溜めて出すはずの技だけど、晴れの状態だから力を溜めずに撃ってきた。
「しぃ、はかいこうせん!!!」
「ムダや!混乱状態やの、に…混乱状態やないやと…!?」
「ラムのみをもたせていたのよ!いっけえええ!!!」
「く…そういうことか…!こっちもたのむで、フレア!!!」
ソーラービームと、はかいこうせんが激しくぶつかり合う。
そして、激しい爆発音と共に、光くんの声がバトルフィールドに響いた。
「ラフレシア、戦闘不能!!ペンドラーの勝ち!!よって勝者、挑戦者ハユリ!!!」