「いい天気ー!」

そう言って私はシテンホウジタウンを見渡す。
こっちの地方の人たちはシテンタウンと呼んでいるらしい。

シテンタウンはすごく賑やかな場所だ。
柳くんとあったところとは大違いでとても活気にあふれている。

「さて、ポケモンジムに行きますか!!」

光くんが言うにはポケモンジムは東だ!!




ポケモンジムは賑わっているシテンタウンには合わない雰囲気を放ったところにあった。

「ここか…!」

中に入ろうとした時だった。

「別に変わりないっすわ」

「…光くん?」

ジムから少し離れたところで誰かと光くんが話してた。

「…ハユリさん」

「もう、ジムの場所知っているなら連れて行ってくれてもいいのに」

「すんません、元々よるつもりはなかったんで。…精市さんは?」

「精市は別行動だよ。ちょっと探し物って、森に行ったみたい」

「ふうん。まあ、関係ないですけど」

「なんか俺、置いてかれとるな」

「…あなたは?」

「ああ、自己紹介がまだやったな。俺は白石蔵ノ介いいます。蔵ノ介って呼んでな。あ、別に蔵とか蔵りんとかでもええんやで?そして俺はここのジムリーダーや!」

「え…!」

「ところで自分、自己紹介まだやけど…そして何しに来たん?」

「あ、私はハユリって言います。今からジムに挑戦しようと思って…」

「あ、そうなん!?久しぶりのお客さんやな!最近はほかのジムにお客さん取られてもうてな…んー、久しぶりのお客さんか…エクスタシーや!」

「その口癖とかジムのあちこちにおいてるもんが来やんくなった原因やと思いますけど…。」

そう言って光くんは小さくため息をついた。

「え、えくすたしー?」

「あ、気にせんといて。白石さんの気持ち悪い口癖なんで」

「う、うん…」

「んじゃ、奥で待っとるからな!財前はどうする?」

「あー…ハユリさんの後ろついていきますわ…」

「おう。ほな、またな!」

そう言ってルンルンとして蔵ノ介くんは去っていった。
うん、光くんが言っていたように





すっっっっごく残念だイケメンだ。




この話では、部長と呼ばれている人は部長とは呼ばれません。








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