「実は私、あなたを探していたんです!」

「…ほう。ということは、ハユリはこの地方のものじゃないな?」

「え、なんでわかるんですか?」

「柳生から話は聞いているからな…こら、ユクシー」

「きゃ…!」

柳さんの家で(ユクシーがいるとやっぱり目立つから)、話していると、ユクシーが私に飛びついてきた。
ちなみに自己紹介は話しながらしたよ。

「お前は…。すまない、ハユリ」

「い、いえ…」

「で、話を戻そう。柳生から初めて『門』をくぐった奴はペンドラーを連れていると聞いたからな。」

あ、さっきの見られてたんだ。

「にしても運がいいな。俺は今日の午後、帰ろうと思っていたんだ」

「え?家はここじゃないんですか?」

「あ、いや…。実家はここなんだが、普段は別のところにいるんだ。」

「なるほど…」

「さて、これからのことを聞きにきたんだな」

「は、はい」

「お前は…ジムリーダーは知っているか?」

「あ、はい…私の地方にもあったので」

「なら、話が早い。この地方にも、ジムがいくつかあってな。そのジムバッジを全て集めると、四天王に挑むことができる。」

「…はあ」

「だが、ジムリーダーは相当強い。伝説のポケモンを持っている奴も少なくないからな」

「え……」

「まあハユリ、お前ならきっと大丈夫だろう。ライブキャスターに俺を登録しておこう。ポケモンの特性、性格、全てにおいて俺は得意分野としているからおそらく力になれるだろう。」

「ありがとうございます。」

「それと、そんなに言葉遣いに気を使うな。同い年だからな」

「え、あ、うん…」

お、同い年だったんだ…!

意外な事実に私は思わず、ぽかん、とした。




ジムリーダーは今のところ8人の予定。でも、増えるかもしれない。












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