「あ…そういや、柳って人探さなきゃな……」
そう呟いた時だった。
すーっと目の前に飛んでいった。…ポケモンが
「!?」
私はそのポケモンを見て、驚いた。
「ゆ、ゆ、ゆ、ユクシー!?」
シンオウ地方の、知識の神と呼ばれるポケモン。
私はイッシュから出たことないけれど、それぐらいは知ってる。
そして、目をあわせると記憶を消してしまうと言われるポケモン。
まさかこんなところにいるなんて…!!
「こら、ユクシー。」
急に声がした。そっちを向くと、ユクシーの持ち主であろう人が。
なんで持ち主だと思ったかって?
だって、
目、開けてないもん。ユクシーみたいに。
そう思ってまじまじ見ていると、
「どうした?」
声をかけられた。
「え、あ、い、いえっ!!なんでもないです!」
「ふむ…そうか…」
…なんだかこの人と話していると、色々と見透かされている感じがする…
そう思っていると、ユクシーが男の人に抱きついた。
「勝手に行くなと行っているだろう?…それとも、この柳に構って欲しかったのか?」
柳って人がそういうとぎゅーっとユクシーがその人に抱きついた。
伝説のポケモンがこんなに人懐っこいなんて…!!
……ん?
柳…?
「あなた…柳って言うんですか?」
「ん?ああ。柳はこの俺だが」
貴方の言っていた「柳」さんは、
伝説のポケモンと仲良かったのですか…柳生さん…。
*
柳は、ユクシー連れてそう。
という、私の友達と私の意見。
見た目的にも、図鑑の説明的にも。