ガラリ、

いつものように庭に出る。
嗚呼、今日はとてもいい天気だ。

さて、今日はどうしよう。
西側の花、そろそろ変えようかな。
あ、南側の花を手入れしなきゃ。

次から次へと考えは浮かんでくる。
今日は珍しく部活がない日。
ゆっくり趣味に勤しむことができる。

「ああ、ワクワクするな…ねえ、そう思わないかい?」

ひらひらと飛んでいた蝶に話をかける。

…まあ、返事はないけどね。

そう思い、苦笑していると

「うん、そう思うよ。…ここの花とても綺麗だね。花たちも喜んでる!」

「…え、」

返事がした。
そっちを見ると、

「ふふ、あなたもそう思うのね。…え、え、ここ、男の子が育てているの?」

蝶の方を見てそう言いきれいに微笑む女の子がいた。




それは偶然のような必然。








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