イナイレ 基山ヒロト
2013/07/08 01:05

「明日は七夕だねー!」
「うん、そうだね」
「……〜♪〜♪」
「それって…」
「ふふ、ヒロトの、曲」
「…うん」
「七夕にぴったしだと思うんだ」
「…うん」
「……ねえ、ヒロト」
「なに?」
「ずっと、ずっと、ヒロトと一緒にいられるかな」
「もちろんだよ」
「…お日さま園のみんなとずうっと一緒にいられるかな…」
「……もちろんさ」


*

「よしっ、短冊に願い事かけた!」
「……何をお願いしたんだい?俺と一緒にいられますように?それともお日さま園のみんな?」
「ううん、それはもういいの」
「え?」
「だってヒロトがずっと一緒にいられるって言ったんだもん。あのね、私が願ったのはね、」



ヒロトがこれからもずっとずっと楽しくサッカーができますように
今までみんなのために苦しんできた彼に、私にとって希望を描く流星のような存在の彼にこれから幸せが訪れますように。
そして私はその力になれますように。…今のように恋人の関係で。


彼女がそう言って涙ぐんで笑うと、彼は声を震わせながら、彼女を抱きしめた。
あとがき

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