「梓、ただいま。」 「満月先輩、お帰りなさい。」 2泊3日の修学旅行から帰ってきたわたしを迎えてくれたのは、わたしの大好きな人…梓だった。 おかえりなさい。 「満月先輩、修学旅行は楽しかったですか?」 「うん。違う場所で星を見れたり、観光出来たりして楽しかったよ。」 わたしがそう言って笑うと、梓もニコッと笑ってくれた。 梓のこの笑顔を見ると、帰ってきたんだって感じてすごくほっとする。 「先輩、どうしたんですか?」 「ん?」 「すごくいい笑顔ですよ?」 「梓の顔見たら、安心して…帰って来たんだなって」 わたしの言葉に梓はびっくりしながらも、「おかえりなさい」そう言って、唇にキスをしてくれた。 それは、甘くて。 わたしの顔は真っ赤に染まっていた。 「満月先輩、おかえりなさい。」 「ただいま!」 あなたがおかえりなさいって言ってくれるから、疲れていても、梓に会いたいって思うの。 梓の隣が、わたしの帰る場所。 end 2011.11.03 帰りのバスで思いついたお話です。 修学旅行ネタになるかは微妙ですが… 読んでくださり、ありがとうございました! ← |