ハイキュー long | ナノ




01





「まあまあまあまあ名前ちゃんいらっしゃい!大きくなったわねぇー!」


「お久しぶりですおばさん!これから三年間よろしくお願いします!」



「もうっ、そんなに固くならないで!ここは今からあなたの家なんだから。私の事も本当のお母さんのように思ってくれていいんだからね!」



「えへへ……。ありがとうございます。」



「名前ちゃんの部屋は京治の隣よ。」




おばさんの口からぽろりとこぼれた名前にどくり、と心臓が音を立てた。





「あ、そういえば・・・────」





京治に名前ちゃんが来る事、言うの忘れてたわ。







………え?





「お、おばさん、今なんて?」



「だから、京治に名前ちゃんが来る事伝え忘れてたわー。」



あはは、と笑うおばさん。




「え、ほんとですか!?それ!」



ちょっ、ええええ!




「ど、どどどどどうしよう……!」



「なんでそんなに焦るのよー。別に京治が反対したって追い出したりしないから大丈夫よ。心配しないで!」



おばさんは落ち着きすぎですよ!


なんて口に出来るはずもなく、




「とりあえず荷物置いてきちゃいなさい。京治は部活で帰ってくるのは夜だから、それまでは部屋の片付けしたり、私とお喋りしましょうね。」




「……………はい!」



ひとまず京治くんの事はおいといて、部屋に荷物運ぼうっと。








□ ■ □




「あら、もうこんな時間!晩ごはんの仕度しないと。」



「あ、私も手伝いますよ!」



立ち上がっておばさんについて行こうとすると



「ああ、今日はいいわよ。分かっていないだけで体は疲れていると思うし。ご飯までの短い時間だけど少し休みなさい。」




正直有難いと思った。おばさんの言葉に甘えてご飯まで少し眠る事にした。




「それじゃあ、ご飯になったら呼んでくださいね。」









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