時代は今
ちょっとしたネタバレあるかもです。
「ふふっ、精が出るわね。蒼世。」
「……お前か。来てたのか?」
「ええ、久しぶりに可愛い空丸くんを見たいと思って。」
くすりと笑う彼女。
ああ、こいつはほんとに、
「俺を見にきたのではないのか?」
俺をかき乱すのが上手い。
「……まあ、それ、もあるけど…。」
恥ずかしいな、ほんとに。
そう言ってはにかむ。
ああ、もう。
「あ!名前さん!お久し振りです!」
「久しぶりだね。空丸くん。元気してた?」
「はい!俺は元気ですよ!それに兄貴も宙太郎も元気です!」
「天火さんは…、そっか。それならよかったよ。」
「…………空丸。」
「あ、師匠。すいません、俺帰りますね。」
「え、帰っちゃうのー?久しぶりなのにー。」
「またお話しましょう。それじゃあ!」
□ ■ □
「天火の事で、お前が傷つくのはやめろ。」
「……私、そんなに顔に出てたかなぁ。」
「バレバレだ、阿呆。」
泣きたいなら、胸ぐらい貸してやる。
「…っ蒼!」
ぎゅぅぅぅぅと抱きついてくる。
こいつだけは、
こいつだけは、無くしたくない。
時代は変わっていくけれど、
その時、隣にお前がいたら、俺はずっと強くいられるから。
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初の蒼世さん夢でした。
これ蒼世さん名前呼んでませんね←
外伝のお話ひとつまみぐらい入ってますが言われないと気づかないですよねこれは。
まあ相変わらずのラストの雑さ。
これだけは直したいなあ。