「なんなんすか空兄ー!今天兄に稽古つけてもらってたのに!」
「まあそーゆーなよ宙太郎。稽古ならまた明日つけてやるからな。」
そんな声と共に襖が開かれる。
「遅いよ2人共。お客さまが来てるのに。」
「そーだぞ!こんな時までのんびりしてるな!」
「いえ、だからそんなお客さまって。私お客さまなんかじゃな「え、誰だあんた。」
被された…!今まだ話してたのに…!
「おい兄貴!いい加減にしろよ!今まだ話してただろ!」
「天火、さすがに遅れてきてそれは失礼なんじゃない?」
…もう、勝手にしてください…。
「おっ、わりぃな。それで、あんたは空丸の彼女か?」
天火さんのその言葉で空丸くんの何かが切れたのだろう。
ゴスッ!
「いってええええ!?何すんだよ!!」
「こいつに失礼にも程があるぞ!バカ兄貴!」
反応に困る。どうしよう。
誰かヘルプミー!
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