■ 悲しい顔

トンパ「───と まあ ここら辺が常連だな

実力はあるが今一歩で 合格を逃してきた連中だ」


なーんか 変なおっさんに私達は捕まり なんやかんや受験生の話を聞かされてるけど

面倒くさいこと限りなし

トンパ「おい 俺の話聞いてるのか?」

「…興味ない めんどい」

クラピカ「敵になるかもしれない受験者の話だ 聞いといて損はないと思うが…」

「まぁ そういう事なら…」

クラピカ「切り替えが早いな」

「情報収集は副業上ちゃんとやっとく主義だから」

レオリオ「じゃあ お前副業じゃない仕事は何やってんだよ」

「それは仕事上秘密」

レオリオ「じゃあ副業の方は?」

面倒くさいなぁー そんなに聞いてこないでよ ダルいダルい

と思ってたら

ゴン「それ 俺も聞きたい」

可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!


クラピカ レオリオ((何故 頬を赤らめる…))


「子供を… 大人とか不条理な社会に虐げられてる子供を助ける仕事よ 私の本業も同じ様なもんだけど これは私個人でやってるの」ニコッ

クラピカ「では その副業の為にハンターを?」

「それは本業の方! 上司に命令されちゃってさー 大変な事なのにさっさと取ってこいって言うんだよ!! ひどくない?」

レオリオ「そりゃまぁ スゲー事言う 上司だな」

「でしょ!?」



見知らぬ男「ぎゃあぁ〜っ」

「!!」

何!?


ヒソカ「ア─ラ 不思議 腕が消えちゃった

気をつけようね人にぶつかったらあやまらなくちゃ

「ヒソカ…!」

クラピカ「アスカ?」

トンパ「ちっ..... アブない奴が今年も来やがった」


トンパのおっさんの話を聞いているようで聞いてなかった


ここにヒソカがいるという事は

ヒソカはここで必ず誰かを殺すのだろう

ここ以外でヒソカは誰かを殺していくのだろう


誰が死ぬのは"嫌い"


でもリオルガが命じるなら私は殺る

私が望んだ事じゃなくても




ヒソカのやる事だって許せない でもヒソカは…
ヒソカだけは…


『これ全部やったの?』

ヒソカ『そうだよ 悲しいの?』

『悲しくないわけない 例えどんな親だったとしても…っ』




トンパ「気分悪くなったか? やるよジュース」

ゴン「大丈夫?」


どうやら私は昔の事考えてたみたいだった
回りには心配してくれてるゴン達

「ありがとう ちょっと私歩いてるから」

ジュースをもらい 少しでもヒソカから離れようと歩いた

どうせヒソカは私がいることに気づいてるだろうけど






レオリオ「こんなところに繊細な奴もいるんだな あんなもん見て胸くそ悪くなったか」

クラピカ「…」

ゴン「わからない でも…








悲しそうな顔してた」

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