愛しい師匠 | ナノ


▼ 04.おれたちヤバインジャー

「き、気をとりなおして・・・・・・次の議題に移るぜ!!」
「諏訪さん、議題があるんですか」
「もちろんだ、今の任務のあり方についてだ!!」

あり方の何が悪いのか、思い付きもしない。
とりあえず場を諏訪に任せてみる。

「何故必殺技の技名や混合部隊にいけてる名がないんだ!!
プリ○ュアも名前を言うじゃねぇか!!」

どうみても何かがこじれた話題だが、この四人は真面目だった。
「炸裂弾」や「変化弾」を使う際に「メテオラ」、「バイパー」と叫ぶ君らがそれ以外に叫ぶというのか。
よくわからないが、彼らは混合部隊のネームについて話し始めた。
誰が混合部隊をまとめるか。部隊をまとめる人の名前でいい気がする。
あくまで真面目な彼ら。
プリキュアみたいに名前を言うまでトリオン兵が待つわけがないだろうに。

「ボーダーレンジャー!!」
「は?センスねぇーなー
千発百中デイインジャー」
「いやいや、それじゃあヘンタイナンジャーが似合うね」
「それならヘンタインジャー」

全く話の流れが謎に近づきつつある。
カオス化してきた話を誰がまとめるのか、わからない。
そこに偶然風間が通り掛かる。別に話に入ろうとした訳ではない。
ネームをつけている彼らにこれを言っただけだ。

「お前らみんなヤバインジャー?」

そのあとの返答も聞かずに、風間は去っていく。
四人はそれを聞いて
「それだ!!」と言ったらしい。
まず何がいいのかわからなかった上に、彼らが混合部隊で組むことはなかった。
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