桜恋録ニ | ナノ


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沖田「ねえ何か面白いことないの」

名前「何もかもが唐突だなおい」



のんびりと縁側でお茶を飲んでいたらいつの間にか隣に沖田さんが座っていて、そんなことを言われた。



沖田「暇してるから未来の遊び教えてよ」

名前「なんかそういう役割多いね私」

沖田「君にしかできないでしょ」

名前「確かに」



さてさて、今日は何をしようか。



名前「……よし沖田さん、萌えキュンやろうぜ」

沖田「なにそれ」

名前「萌え萌えキュンッ♥」

沖田「萌え萌えキュンッ♥」

名前「最高」



ポーズまで完璧な沖田さん。

沖田さんはノリがいいからいいね。
てか沖田さんの萌えキュンくっそ可愛いなおい。

GJポーズをすれば、沖田さんも真似をしてGJポーズをしてくれる。



沖田「で、これをどうするの?」

名前「広める」

沖田「最高」



……おっと、遠くから平助が!
練習の成果を見せる時が来た!!



名前「平助!!」

藤堂「お、名前に総司じゃん」

名前・総司「「萌え萌えキュンッ♥」」

藤堂「……なんだそれ。未来の挨拶か?」

名前「これを皆にやって広めなければ、お前の髪を一思いに毟りとる!」

藤堂「全力でやってやるよ!!!」







藤堂「一君!!」

斎藤「平助。どうしたのだ?」

藤堂「萌え萌えキュンッ♥」

斎藤「…………なんだそれは」

藤堂「これを皆にやって広めなければ……一君が持ってる石田散薬を全部没収する!!」

斎藤「全力で任務を遂行する!!」







斎藤「左之」

原田「ん?なんだ、斎藤?」

斎藤「萌え萌えキュンッ♥」

原田「………………俺は何も見てねえぞ、そうだ何も見てねえ俺はきっと疲れてるんだ」

斎藤「これを皆にやって広めなければ……屯所内は禁酒にするよう副長に進言する!」

原田「全力でやってやる!!!」







原田「新八!」

永倉「お、どうした左之?」

原田「萌え萌えキュンッ♥」

永倉「………………酔ってんのか?それとも頭でも打ったのか?」

原田「これを皆にやって広めなければ……お前の押し入れに隠してある春画を全て屯所にばら撒く!」

永倉「全力でやってやらぁ!!!」






永倉「千鶴ちゃん!」

千鶴「永倉さん、どうしました?」

永倉「萌え萌えキュンッ♥」

千鶴「………?」

永倉「これを皆にやって広めなければ……もう巡察には連れて行けねえ!!!」

千鶴「全力でやらせていただきます!!!」






千鶴「名前!」

名前「なんだい千鶴?」

千鶴「萌え萌えキュンッ♥」

名前「( ゚∀゚)・∵. グハッ……!!」




名前「この瞬間を待ってたぜ……!!」

沖田「中盤いらなくない?」






〜〜〜〜〜〜〜
なんだこれ。


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