鬼灯の冷徹 | ナノ


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という訳で、皆で食堂へと向かった。
それぞれが好きな物を頼み、いつものようにテレビの近くに座る。

今日のテレビ番組はニュースだ。



《今日午後6時頃、三途之川の主が喉に重傷を負い、緊急入院しました。烏天狗警察では原因を調査しています。目撃情報等ありましたらご一報ください》

鬼灯「これは一大事ですね……」



流れてきたニュースに鬼灯は眉を顰めている。

深刻そうな鬼灯に、名前も頷いた。



名前「そうですね、三途の川の運営に支障が出ます。代役を立てましょうかねぇ……」



夕食の時まで仕事の話をする二人に対し、茄子が素っ頓狂な顔で言った。



茄子「俺コレ見たよ! 原因カニだよ!」

唐瓜「なにっ!?」

名前「えええっ!?」



唐瓜がクワっと目を見開き、名前も目をぱちくりさせている。



唐瓜「お前、何気にすごいなぁ……」

鬼灯「その調子で残業頑張ってください」

茄子「はーい!」



早くも鬼灯の言った通り、意外な発見をしてくれた茄子なのであった。

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