桜恋録 | ナノ


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神「というわけで、君をトリップさせることになったんだ」

名前「意味わかんないよ、"というわけで" の使い方違うよ君」

神「どこに飛ばすかは僕の気分次第!」

名前「随分と自己中な神様だな!!」

神「まあ、でも範囲的には君の知ってるアニメや漫画のどれかだから☆」

名前「☆がうざい」



……つーか、トリップって。
マジで言ってんのこの子?

私は自分のほっぺをグイッとつねってみた。
ふつーならここで「痛い痛い痛い!」とかなるんだろうけど、



名前「…あれ、痛くない」



なんだよ、これ夢じゃねーか!

ったく期待させやがってこのやろー。



神「あ、安心して。これは夢だけどトリップは現実でも起こるから」

名前「無茶苦茶だなおい」

神「ってゆーわけで、頑張ってね!バッハハーイ☆」

名前「いや古!神様古いよ!
…って、ぎゃあああああああああああっっっ!?!?」



私が神様にツッコミを入れた瞬間、私の立っていた床にぽっかりと黒い穴が空いた。

そして私はそのまま真っ逆さまに落ちていくのだった……。


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