2
神「というわけで、君をトリップさせることになったんだ」
名前「意味わかんないよ、"というわけで" の使い方違うよ君」
神「どこに飛ばすかは僕の気分次第!」
名前「随分と自己中な神様だな!!」
神「まあ、でも範囲的には君の知ってるアニメや漫画のどれかだから☆」
名前「☆がうざい」
……つーか、トリップって。
マジで言ってんのこの子?
私は自分のほっぺをグイッとつねってみた。
ふつーならここで「痛い痛い痛い!」とかなるんだろうけど、
名前「…あれ、痛くない」
なんだよ、これ夢じゃねーか!
ったく期待させやがってこのやろー。
神「あ、安心して。これは夢だけどトリップは現実でも起こるから」
名前「無茶苦茶だなおい」
神「ってゆーわけで、頑張ってね!バッハハーイ☆」
名前「いや古!神様古いよ!
…って、ぎゃあああああああああああっっっ!?!?」
私が神様にツッコミを入れた瞬間、私の立っていた床にぽっかりと黒い穴が空いた。
そして私はそのまま真っ逆さまに落ちていくのだった……。
<< >>
目次