桜恋録 | ナノ


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突然後ろから聞こえてきた声に、私たちの笑い声はピタリと止んだ。

……まるでそれは、地獄の使者からの呼び出し。
2人そろってギギギ…と錆び付いたロボットのように振り返れば、

──── いつの間に来ていたのか、そこにはものすごい形相の土方さんが。



名前・藤堂「「Σ(||゚Д゚)」」



……よく見てみれば、私たちが座っていた縁側は、土方さんの部屋の真ん前だった!!!



名前「あっ……お、お疲れ様でーす(汗)」

土方「……おい平助ェ……やっぱりあれはお前らの仕業か……」

藤堂「えっ、なっ、何がっ?おおお、オレ、何も見てないよっ?」

土方「……おいお前ら…どうやら暇してるようだな……ちょっと来い」

名前「わっ、私は無罪です!平助が豊玉発句集のこと喋り出しました!」

藤堂「おっ、おい、そりゃねぇだろ名前!お前がマジカル副長やるとか言い出すから!」

土方「どっちも来い」

名前・藤堂「「……はい」」



……その後、たっぷり1時間以上説教をくらい、土方さんの仕事を手伝わされたのは言うまでもない。

あれ?なんかデジャブ……?









(オレせっかく今日は非番だったのにー!!)

(やべぇよ、稽古行けなかったよ……斎藤さんに殺される……)

(…わりぃ、さすがにそれは救えねぇ…)

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