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斎藤「……まず、刀の握り方はこうだ」
名前「こうですか」
斎藤「違う」
名前「こうか」
斎藤「違う」
名前「こうですね」
斎藤「違うと言っているだろう」
名前「……すみません、これ小説なので状況わかりにくくなってきてます」
斎藤「何の話だ。こうだと言っているだろう」
名前「いやあの、斎藤さん左利きだからわかりづらいっていうか……」
斎藤さんが小さくため息をついた。
何かほんと、すみません。
斎藤さんに呆れられるレベルって私……。
と、その時だった。
斎藤「こうだ」
名前「 ──── っ!!?」
いつの間にか私の後ろに回り込んでいた斎藤さん。
そして、私の手に重なる、斎藤さんの綺麗な手。
ふわりと香る、斎藤さんの匂い。
こっ、これは………っ!!!
斎藤さんルート来たあああああああああああっ!!!!(´ ^p^)ピギャーーーーー
斎藤「……聞いているのか?」
名前「うぇあはいっ!!聞いてますこうですね!」
斎藤さんの稽古……。
意外とおいしいのかもしれない(´ii`)
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