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──── 翌日。
よし、いけるいける……。
広間に入る前に、私はパシッと自分の両頬を叩いた。
……大丈夫!!!
名前「おはようございまーすっ!!」
私は元気に挨拶をして部屋へ入った。
藤堂「うおっ、名前!もう起きて大丈夫なのかよ?」
名前「うん、大丈夫!昨日はごめんね、せっかく呼びに来てくれたのに追い返しちゃって」
永倉「やっぱり名前ちゃんがいねぇと静かすぎるんだよなぁ!元気になってよかったぜ」
名前「ちょっと!それ私がうるさいって言ってる!?」
土方「……ったく、自分の体調管理くらいしっかりしやがれ」
名前「すみませんでした、もう大丈夫です!」
沖田「馬鹿でも風邪って引くんだねー」
名前「失礼な!馬鹿じゃないから風邪引いたんだよ!……あっ、一君!今日からまた稽古とお勉強お願いします!」
斎藤「……しかし、病み上がりではないのか」
名前「大丈夫!食って寝たら治った!」
斎藤「……そうか」
……よし、思ったよりも大丈夫だ。
お膳の用意された席に座れば、向かいに座る左之さんとは必然的に目が合う。
………大丈夫。
名前「 ──── 左之さん、おはよ!」
ニカッと笑って見せれば、左之さんは少し驚いたような表情になる。
だけどすぐに、彼の眼差しは優しくなった。
原田「……ああ。おはようさん、名前」
……ほら、全然大丈夫だ。
私が気にしすぎただけなんだよ、きっと。
それに今日は、昨日休んだ分頑張らなくては。
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