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青春 楽しんだモン勝ちや!!
04






「はぁ…」


「……」


「はぁ…」


「ねぇ、謙也!


「あ?」


「蔵ノ介どうしたの?さっきから窓の外みてため息ついてるんだけど…」


「知るか。」


「謙也冷たーい」


「気になるんやったら聞きに行けばいいやろ」


「じゃぁ、聞いてくる。」




「はぁ」


「くーらのーすけっ!!」


「何や紗和か…どないしたん?」


「あのさー何で蔵ノ介はそんなにため息つくの?何かあった?今なら私が聞いてあげるよ!!」


「ホンマに!!??」



興味本意で聞いただけなのに、目を輝かせながら私をみる白石に私は少しだけ後ずさった



「う、うん」


「あんな、今俺の家にカブリエルっちゅーめちゃくちゃ可愛ええカブトムシがおんねん」


「カ、カブトムシ…?」



「おん。カブリエルと初めて出会ったんがこの間なんや。部室にたまたま居ってな、俺の指にしがみついたまま離れないねん。可愛ええやろ?でな?ゆかりがな、あっ、ゆかりってのは妹なんやけど…カブトムシは冬越えられへん言うねん。だからな、どうしたらカブリエルが冬を越えられるのか毎日考えとんねん。でもないい案がなかなか浮かば無くてな…。それでな……」



*****



「どないやった?理由わかったん??


「謙也…飼い主のペット愛って凄いよね…」



「はぁ?」


「カブトムシの季節だね…」


お前の名はカブリエル


(蔵ノ介…これカブリエルにあげて)(ゼリーやん!!おおきに紗和!)(うん、)(誰やねんカブリエル)





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