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青春 楽しんだモン勝ちや!!
01






「紗和ーっ!!!」


「金ちゃーんっ!!!!!」


蔵ノ介と謙也の部活を見に行くためにテニスコートに行くと、金ちゃんが勢いよく私の胸に飛び込んできたから、私は金ちゃんの頭を撫でてあげた。
すると金ちゃんは気持ちよさそうに目を細めてくれた。うん、可愛い


「久しぶりやな!紗和」


「うん、久しぶりっ!!」


「紗和が来てくれたから、ワイめっちゃやる気出たわっ」


「本当に?金ちゃん大好き!」


「ワイも紗和好きや!」



2人で笑いあってると、光がダルそうに歩いてくるのが見えたから、光の元へ走っていく



「光ー!!!」



「!!うげっ!!?」



光の名前を呼ぶと同時に光に飛びつくと光は、光らしくない声を出した。けど、そんな光も可愛いっ!!!



「会いたかったよ!光っ」



「俺は会いたくなかったすわ」



「素っ気ない光も可愛いよ!!」



「気持ち悪いっすわ、つーか、名前で呼ばんといてください」



「ねぇー光〜光って彼女いないでしょ?」



「人の話聞いてます?」



「居るのっ!!?嘘でしょ?いつの間にっ?ねぇ!ねぇ!!!」



「はぁ…いないっすよ。」



「本当にっ!!?」


「ほんとっすよ」



めんどくさそうに言う光に私はじゃぁさ、と続ける



「私と付き合って!光っ」



「嫌っす」



「即答!?」


半分本気で言った言葉なのに光は断った。しかも、即答



「えー、いいじゃんよぉ」



「嫌っす」



断られてからも、光につきまとい、つきあおうよ、って言ってたらいつの間にか後ろにいた白石に怒られた。




好きだよ!



(紗和、男に無闇に抱きついたらあかん!)(蔵ノ介お母さんみたい…)





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