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青春 楽しんだモン勝ちや!!
03






「なんで、紗和達がプール掃除しなきゃいけないの…」


「しゃーないやろ。今日の数学の時間に騒いどったんやから」


「えー…、でも騒いでたのは謙也だよ?私なにもしてないし」


「はぁ?何言うとんねん!紗和やってうるさかったやん!!」


「あれは謙也が私のお菓子食べたがらでしょっ!!」


「だいたい授業中に菓子食うなや」


「謙也だって食べたくせにー!謙也のバーカ」


「何やと?紗和のアホ」


「…謙也、紗和。掃除しよか?」


「オタンコナス」


「ボケ」


「謙也?紗和?」


「ヘタレ」


「チビ」


「なによ!」


「なんやねん!!」


バシャァ


紗和と謙也が睨みあっていると上から水が降ってきた
2人が一斉にプールサイドを見上げると、そこには白石がホース片手に笑っていた


「「(こわっ!!!)」」


「2人ともくだらない喧嘩しとらんで早よ掃除しぃや?大体、文句言いたいのはこっちやねん。何で俺まで掃除せなあかんの?俺は真面目に授業受けてたんやで?なのに、お前らの子守とか言われて掃除やらされてる俺の身にもなれや」



「ご、ごめんなさい…」


「か、か堪忍な白石!」




「謝るんやったら早よ掃除しよか?」


「「はいぃぃ!!!!」」



黒白石にご用心


(蔵ノ介のせいでびちょびちょ…蔵ノ介も濡れちゃえー)(こら!ホース向けんなや紗和!!)





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