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青春 楽しんだモン勝ちや!!
05








「うっわぁ〜!」



「どや?絶景やろっ!」



今日、私は蔵ノ介と謙也と3人で花火大会にきていた。



「謙也にしては、ええトコ知っとるやん」



「そやろ?去年たまたま見つけたんやけどな。ここのが空いててええやろ、」



本当は花火大会の会場で見る予定だったけど、謙也が穴場があるって言って会場から少し離れた河川敷に座って花火を眺めてる



「綺麗だね、」



「おん、」



「でも、儚いね…」



「せやな、それが花火やし」



「来年も、また…3人で見にこれるかな…?」




「紗和…」



「む、り…だよね、来年はもう、一緒に…居ないもんね、」



来年

私達は中学を卒業しそれぞれの道を進んでいく。
一緒になんて居られない。

分かってるのに、"今"が一生終わらなければいいと思ってしまう。



「2人と一緒に居れるのもあと少しだね」





俯いて言うと頭に大好きな感触ー…


蔵ノ介の手が置かれた






「俺はずっと紗和の側に居るで?」



「蔵ノ介…」



「ま、謙也は居るか分からへんけど、」



「なっ!?何言うとんねん!!俺かてずっと紗和の側に居るわ!」



「どーやろな〜。謙也はヘタレやからな」



「ヘタレは関係ないやろっ!!白石やって変態やろ!!」




「ヘタレよりはマシやな」



私を挟んで喧嘩(?)する蔵ノ介と謙也の腕に私は抱きついた




「二人とも、大好き」




夜空の咲く華



(あっ!私かき氷食べたい!!)(ふいんきぶち壊しやな…)(謙也、ふいんきじゃのぅて、雰囲気やで)(うるさいねん!!)




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