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私の彼氏は、完璧です
200人もいるテニス部の頂点に立ち、さらには氷帝学園の生徒会長までやっている
しかも、顔よしの頭よし
文句のつけようがない彼氏です
そんな完璧な彼氏が居て嬉しいけど、
「景吾!!」
「あぁ…ななか」
生徒会室に行くと、景吾は一番大きなイスに座って書類整理をしていた
「大変そうだね…」
「まぁな」
「今度さぁ、駅前に新しく出来たケーキ屋さんに行かない?」
「あーん?ケーキ屋なんて俺様がいつでも連れてってやるよ」
「本当に?」
「あぁ…」
「やった!景吾大好き!!」
私はこんな空間が大好きだ
「フッ じゃぁ、俺様はまだ仕事があるから先に帰ってろよ」
そう言うと景吾は、私の横を通り過ぎた
寂しい…
もう少し…
もう少し一緒に居たい
そんな気持ちと同時に私は景吾の制服の裾を引っ張った
「行かないでー…」
服の裾を引っ張って
(甘いキスがくるまであと10秒)
Fin
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