name change
06







「うれしそうやな。名前」


嬉しそうに笑う名前に忍足は頭を撫でながら聞く


「へへっ♪」


ふにゃっと笑う名前にノックアウトのR陣…ι


宍戸に関しては顔が真っ赤…


「お兄ちゃん!」


少し遅れてやってきた跡部に名前は小走りで近づく


「どうした?」


「うん、あのね、マネージャーとしてやることが終わっちゃったから、私がミンナの夕飯を作ろうと思ってるんだけどいい?」


・・・・・・
「「「えぇぇぇっ!!!」」」

名前の発言に全員が顔を青くする


それもそのはず、いくら名前が可愛くたって、俺様じゃなくたって、あの跡部財閥のご令嬢。
料理などしたことなど指で数えるほど。


つまりー…
料理の腕は最悪なのである

「い、いいんや!!名前はそないな事せんでええんやで!!?」


「そうだぜっ!!名前はしなくていいんだぜ」
「だ、第一そんなんは、跡部んとこのコックが作んだろっ」


「そうですよ!名前ちゃんは、休んでてください」


「下克上せずに休んでろ」


「ウス」


一生懸命に止めるR陣。みんな必死です(笑)


「でも!!合宿の時はマネージャーがご飯を作るものですっ」


名前は、R陣を見つめる


「で、でも!料理なんかして名前の手に傷とか爪が欠けたりしたら、俺嫌だC」


「何言ってるんですか?ジロー先輩、爪なんてケアしてもらえば、すぐに元通りですよ!」

必死なジローに対して名前はさらりと言い返す


どうしても作ると言う名前に、ここまでか…と死を決意したR陣に救いの声がした


「名前」


跡部だ…


「何?お兄ちゃん」


「まだやり残してる事があるぜ?」


余裕そうに笑う跡部に対し名前はキョトンとしてる

「俺様への応援がまだだぜ?」


「応、援……?」


「あぁ。応援もれっきとしたマネージャーの仕事だぜ?」


跡部の言葉を聞いた名前は、ニコッと笑っていった


「そっか…応援も必要ですよね!」


同意を求めるように名前は振り返ると、R陣はハッと我に返った


「そ、そやな、名前が応援してくれなきゃやる気せぇへんわ」


名前が見ててくれるなら俺がんばるC」


「名前!名前!!俺の事ちゃんと応援しろよっ」


みんなに応援を求められ、名前は満面の笑みをした


「じゃぁ、まず、お兄ちゃんから応援しますっ!!」


「次 俺な?」


「あっ!!ずりーぞ侑士!」


一応、お嬢様なんです


(お兄ちゃーん!!頑張ってねっ!)(…名前、さっきから跡部の応援ばっかりだな…)





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